膝関節の問題は痛む部分や既往歴によっても原因は様々ですが、特に注目したいのは年配の方々の膝痛(変形性膝関節症)です。
病院の画像診断では「軟骨がすり減っている」ために年齢によるものとあきらめてしまうケースがとても多いです。
結論から言うと軟骨がすり減っていても痛みを除くことは可能です。医師も「すり減って変形しているのが原因ではないか?」と可能性の1つとして言っているだけですので、高齢の方でも決してあきらめてほしくない疾患です。
なぜなら実際の問題は関節ではなく筋肉にあることがほとんどです。運動で必要な筋肉を鍛えるだけで軽快になることも少なくありません。
ただ膝の痛み全般に言えますが、ちょっと動くのも痛い時にはまず整体を受けて頂くことをお勧めいたします。そのまま運動しても悪化するだけですので無理は禁物です!
また運動する際の注意点ですが、とくに50代以降の方はタンパク質の十分な摂取を心がけてください。
別の機会にまた詳しくお伝えしますが、
[運動しているがタンパク質が足りない]の方よりも[特に運動してないがタンパク質を摂っている]方の方が筋肉量が多い
というようなデータもあります。つまり、いくら運動を頑張っても筋肉の材料になるタンパク質が足りなければ筋肉を増やすことはできないということです。
とくに年配の方は肉や卵など動物性のものを避ける傾向にあるために、タンパク質が日常的に不足していることが多いようですのでご注意ください。
話を戻します。筋肉が原因だという話をしましたが、ではどこの筋肉に根本的な問題があるのか?
信じられないかもしれませんが、皆さんが感じる膝の痛みの原因は膝関節自体には無いことが多く、実は腰まわりや腹筋に問題が見つかる方がほとんどです。
膝に水がたまるという方もいますが、「膝の水を抜く」というのは根本的な治療ではなく応急処置です。原因が解消されれば自然に排出されますが、ただ抜いただけではまた水はたまってしまいます。
根本的な問題を解消できれば、たとえ高齢で軟骨がすり減ってしまっている方でもすぐに改善が見込めます。
膝を長年治療しても良くならない方や、その場は楽になっても効果が持続しなくてお困りの方はぜひ当院の整体をお試しください。
すり減った軟骨は元に戻せませんが、筋肉の問題はおいくつになっても変えることができます。
既述の通り、高齢の方であっても実際は変形よりも筋肉に問題があることがほとんどですので、決してあきらめる必要はありません。
また、はっきりとした痛みが無くても歩きづらいなど、動作に不安がある方は検査の段階で膝が悪くなってきてるかどうかチェックできますので、転ばぬ先の杖としてもぜひお使いください。