筋膜リリースというものがメディアでも話題になって「筋膜」というものが一般的にも知られてきました。最近ではあらゆる組織を繋げているものとしてファシア(fascia)と表現する場合もあります。簡単に言うと筋膜とは筋肉を覆う全身タイツのようなものだと思ってください。ポイントは「全身に渡ってつながっている」ということです。
例えですけども実際に全身にタイツを着てると想像してください。
これがギュッと縮んできて心地が悪い時にどうでしょう?”筋肉”をストレッチしても変わりませんよね。
タイツを伸ばさないと!
身体もそうなんです。
筋肉は「筋膜(タイツ)」で全身つながっているのですから、もし全身タイツの「肩」部分が縮むと(原因)、その縮みが全身に波及しきて例えば遠くの「足」の部分などが突っ張ってくる(症状)こともあるんです。
では実際この場合に、足の突っ張り(症状)を取るにはどうしましょう?
①足をマッサージする
②肩をマッサージする
③肩の筋膜(タイツ)をなおす
①と②も症状は改善するかもしれません。ただ③の部分を調整しない限り、中の筋肉は筋膜(タイツ)の影響を受けますから、いずれ症状の出る身体へと逆戻りしてしまうことが何となくご理解頂けるかと思います。
ではタイツ(筋膜)はどうすれば戻せるのか?
そう、普通はつまむ程度の力で引っ張りますよね。強すぎると破けます。これが言いたかったんです(笑)
強すぎる刺激は症状の軽減には役立つ場合がありますが、根本改善には向きません。
実は強い刺激でも筋膜は緩みます。しかし、筋繊維を壊して緩むのですぐに固さ(縮み)はもどってしまうのです。
また、痛みや恐怖を感じる施術は受け手が力が抜けない状態になってしまい、効果も薄くなります。
当院では安心して整体を受けて頂けるのはもちろん、施術効果を追求した結果の優しい施術となっております。
こういった筋膜リリースを直接使うわけではありませんが、当院の施術でも足の痛みの治療なのに頭の傾きを調整したり、触れてるぐらいの弱さの刺激で行っている理由が何となくでもご理解頂けたら幸いに思います。