原因不明の足やおしりの痛みはそのほとんどが坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)といっていいと思います。
神経痛はほとんどの場合痛む場所に問題がないので、本当の悪い部分を見つけることが重要になります。
当院へいらっしゃる方の中でも、実際に痛む部分に原因が見つかることはわずかです。
例えば坐骨神経痛と診断された場合に、痛みやシビレは主にお尻から足先にかけて出ますのでそこが悪いと思われるかもしれません。しかし全然関係のないように見える肘や足首、内臓の動きなどに問題が見つかることもあり、早期であればそこを正すだけですぐに寛解します。
ただし長年放置してきたような痛みですと、身体の深部に通常のコリとは異なる「筋肉の癒着状態」ができていることもあり、その場合は簡単にはいきません。骨格のバランスをしっかり整えても自然回復しきらないので専門的な施術が必要になります。
以前は当院でも時間が多くかかってしまったり症状が取りきれないこともありましたが、研究を重ねて最近では慢性化した重度の神経痛であっても数回の施術で回復が見込めるようになりました。
神経痛以外にも足のトラブルに関しては、歩くとすぐ疲れる、歩きづらいといったものから冷えや浮腫(むくみ)、足がツルなど様々なお悩みがあるかと思いますが、なかなか良くならずに諦めてる方はぜひ一度ご相談ください。高齢の方や長年続いているような症状でもしっかり原因を特定すれば回復は可能です。
足の問題と油断して痛み止めなどでごまかしていると時間とともにお身体全体を悪化させてしまう可能性もあります。症状は身体からの警報だと思って放置せずに耳を傾けてあげてください。